戸惑うことだらけだった新興宗教の葬儀

s_046日本においては葬儀は仏教式がほどんどであると言っていいでしょう。
私も参列したほとんどの葬儀は仏教式でした。
例外は二つの葬儀しかなく、一つはキリスト教式ともう一つは新興宗教の葬儀でした。

ただ仏教式といっても色々な宗派がありますから、それぞれの宗派で葬儀の手順や段取りに若干の違いはありますが、大抵は似たようなものが多いので、それなりに動いていれば何とかなるものです。

しかし、仏教式と違うとかなり大きな違いがあるので、戸惑うこともありました。

キリスト教式も初めての経験でありましたので、仏教式とはいろいろ違ったところもありちょっと戸惑ったのですが、もっと戸惑ってしまったのは新興宗教の葬儀でした。

亡くなった人は友人の親御さんであったのですが、友人を通じて顔見知りでありましたし、親しくさせていただいていたので、お通夜だけでも参列させてもらおうとしたのです。

さすがにその友人の家の宗教がどんなものかは知らなかったのですが、お通夜に参列しても、それまで一度も聞いたことがない新興宗教でした。
新興宗教では同じ新興宗教の信者でなければ葬儀などに参列できないという宗教も多いようですが、友人の新興宗教では他の宗教の信者でも参列することは可能のようでした。

しかし、葬儀自体は葬儀会社などが入ることなくその新興宗教の信者が葬儀を仕切るようでした。

詳しくは述べることはできませんが、大きなくくりで言えば神道系の新興宗教のようでありましたが、独自のルールがあるらしく、私が初めて見るようなやり方でした。

そのルールを強制されたわけではありませんが、なるべくその場のルールに従おうをしたためにかなり苦闘しました。
それこそ、見よう見まねしか方法はありませんでした。